■泡盛業界に貢献する、もろみ酸商品の将来。
 

 沖縄サミットやテレビドラマ「ちゅらさん」放送の効果などもあり、泡盛の県外出荷率は28%(2004年度実績)にまで成長した。しかし、市場で焼酎との競争もますます激化しており、泡盛業界全体としては厳しい状況にあるといえる。
 そこで私は、もろみ酸の可能性におおいに注目したいのである。もろみ酸は、泡盛から生じた酒かす(かしじぇー)によって作られる昔ながらのもの。全ての泡盛メーカーが開発可能であり、その商品力としてのポテンシャルは全国、いや海外で通用するレベルではないだろうか。業界発展はもとより、県経済を牽引する可能性のある、うちなーの至宝といっても過言ではないだろう。
 例えば、弊社においては、サミット開催の折に、アルコール8%、糖分8%の特許酒「永遠の響(とわのひびき)」を発売した。これはもろみ酸に、アルコールを加えて作ったクエン酸酒であるが、サミットに関連した商品として話題を呼び、その商品特性はお客様の注目を集めたものだ。
沖縄は世界に誇る長寿の島であり、健康食材の宝庫である。私は新商品開発のアイディアとして、もろみ酸に沖縄独特の健康食材を組み合わせてみてはどうかと考えている。もちろんターゲットによっては、リキュールのようなお酒として販売してもいいし、健康酢などの調味料として製品化しても面白いだろう。
 もろみ酸の商品化に伴うビジネスには、無限のチャンスがあるのではないだろうか。必ずや、泡盛業界に多大な貢献をする
と確信する。私はこれまでの経験を活かし、もろみ酸商品及び泡盛業界のさらなる発展に、尚一層尽力していくつもりである。

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昭和10年、台湾生まれ。東京農業大で酒造りを学び、先代創業の石川酒造場の跡を継ぐ。伝統的なカメ仕込み製法の泡盛づくりを行う一方、廃液処理問題にいち早く注目、製品化を含めた様々な活動を続けてきた。泡盛業界全体の振興、発展に関わる問題に取り組んでいる。


お酒は20歳になってから
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
 

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